町田はサッカー漬けだった中学時代の
思い出の場所です
更新日:2024.08.08
柴戸海選手
2024年1月より、浦和レッズからFC町田ゼルビアに期限付き移籍できている柴戸海選手。神奈川県出身ですが町田市に近いエリアで、中学生時代は町田市内のサッカークラブに所属していました。J1リーグでのFC町田ゼルビアの奮闘を支える柴戸選手に、町田市での思い出など語っていただきました。
――現在はFC町田ゼルビアに1年という期限の移籍ですが、ご家族とは一緒にいらしたんですか?
5歳、3歳、1歳の3人の子どもがいるんですが、子どもも幼稚園に慣れてお友達もできて、っていうタイミングだったので、寂しいけどまずは1年単身でこちらにきました。サッカー選手っていう職業柄、午前中で練習が終わって午後は時間が取れるので、子どもとの時間が取りやすいんですよね。家族が一緒に過ごすのが大事だという思いがあったので、すごく悩みました。ただ、オフは帰りますし、いつもビデオ通話をしています。応援も、ホームの試合は毎回、アウェイでも近いところは来てくれていますね。
――町田は知っているまち、ということも、決め手になったのでしょうか?
そこも含めての決断にはなりました。僕の出身は田奈中(横浜市緑区)で、中学生のときには町田J F Cというチームに所属していたので、木曽中、緑ヶ丘小の校庭で練習していました。その頃は、学校が終わったら電車で町田駅まで行って、町田駅からバスで木曽中へ行くという生活。遠いから眠くなって乗り過ごしたりもしていました。月、木曜が休みで、土日はだいたい遠征で試合だったので、その朝の集合がいつも町田市役所前だったんですよ。町田といえば、バスを待っていた市役所前の風景がいちばん記憶に残っていますね。
――町田で遊んだりした記憶は?
サッカーチームの人たちと、お休みの日に、グランベリーパークになる前のグランベリーモールに、映画を見に行ったりしていました。あとは、やっぱり試合に行くときに町田駅で乗り換えとか、どうしてもサッカーの思い出ですね(笑)。こどもの国には、子どもたちと行きました。自分も小さい頃行っていたので、そういう所に自分の子どもを連れて行くって、懐かしいような、不思議な感覚もあったし、感慨深かったですね。入り口すぐの地面にチョークで子どもたちが絵を描いてる姿を、すごくいいなって思いながら眺めていました。
――サッカーを始めたのは何歳の頃ですか?
通っていた幼稚園の習い事にサッカーと水泳があったので、兄と一緒に始めたのがきっかけです。水泳はクロールか背泳ぎぐらいでやめて、サッカーにいきました。楽しくてやっていたというより、サッカーをやる環境があるからやってたみたいな感じでした。友達とゴールネットに向かってどれだけボールを飛ばせるかを競ったりしてましたね。
柴戸選手の球際、足技のテクニックの基礎をつくった。
――横浜市に住んでいたら町田も含めて、チーム選びの選択肢がとっても多いと思いますが、町田J F Cに決めたのはどんなきっかけがあったんですか?
僕は横浜F・マリノスのユースのセレクションは受けたんですが、ダメで、たまたまマリノスのコーチが町田J F Cの監督と知り合いで、僕の小学校へ練習を見に来てうちに来ないかって誘ってもらったんです。もし、そこで声をかけてもらえなかったら、多分今の僕はないですね。あと、小学校5年生から和太鼓もやっていて、あるときサッカーと両方の大会がかぶってしまって、もし和太鼓の大会に行っていたら今の僕はないです(笑)。
――和太鼓とは意外!
コンクールに出たり、ビデオ審査のための動画送ったり、結構活動していました。太鼓の先生もできる時においでって言ってくれていたので、サッカーと掛け持ちしていたんです。でも、 “両方やっていると中途半端になって迷惑がかかるから”って先生に話してやめたそうなんです。僕は言った覚えがないんですが、母からその話を聞いて、当時の自分は、意外にしっかり考えてたんだなって思いましたね。和太鼓は母親と一緒にやり始めたんですが、いまだに母親は叩いてますよ。
――落ち着いているイメージがありますが、FC町田ゼルビアでは誰とよく話しますか? チーム内で練習以外どんなことをしていますか。
同い年の福井光輝とか鈴木準弥とはよく話しますね。ワーワーしてる賑やかな中にはいて、その様子を一緒に体感するのは好きなほうです。一人でいるときには本を読むことが多いですね。読んでいるジャンルは、心理学とか、お金に関する実用書とか、自己啓発系もありますし、いろいろ読んでいます。家族ができて、子どもが将来路頭に迷わないようにしたい(笑)。サッカー選手は個人事業主ですし、選手でいる期間は短いので不安になったりもします。こうした不安は、僕は常にあるタイプではないですが何か起こったときのために、考えておかないとなって思うときはありますね。
――最後に、町田のサッカー少年たちに伝えたいことをお願いします!
いわゆるサッカーの強豪高校とか大学に行かせてもらったので、外から見ると順調そうに見えますが、僕のサッカー人生、挫折しかなかったというか… 実際にはいろんな苦労がありましたね。特に高校1年、大学1年がどちらも寮生活のスタートでしたし。環境が変わった先に、またうまい選手が集まってきて自分はこの先どうなっちゃうんだろうとか、外を見れば同世代がもうプロでやっているとか、そういう不安はすごかった。そんな時は町田J F Cで教えてもらったメンタルトレーニングをしていました。もうひたすらいろんな紙に自問自答。目の前のことに一喜一憂せずに、将来の目標や夢、自分だったら大丈夫っていう根拠のない自信を寮の中で書き連ねていました。ただ、過酷なことがあったとしても、夢を持つのは本当に大事だし、実現できるよって言いたいですね。自分がやった分だけ自分にも返ってきますから。
もし、今、若い子たちに進路で相談されたら、僕は高校卒業して、プロを目指す自信があるなら、目指してもらいたいですね。海外の可能性も昔よりどんどん広がっています。15、6歳でワールドカップ出たりする人もいますしね。僕は大学を出たからこそ、今ここにいられると思っていますが、いける選手はどんどんチャレンジして、世界を目指していってもらいたいなと思います!
柴戸海 PROFILE
1995年生まれ。神奈川県横浜市出身。中学から町田J F C所属、市立船橋高校へ進学、高校サッカー選手権大会優秀選手にも選出。明治大学へ進み、大学選抜も選出。卒業後2018年、浦和レッズに入団しJ1デビュー。2024年からFC町田ゼルビアへ期限つき移籍。真夏のホーム2連戦!
夏休みはFC町田ゼルビアで
思い出を作りましょう!
8月11日は湘南ベルマーレ戦!
試合情報はこちら
「Leo the football」が出演!
試合前にトークショーを開催!
『Beer Fes』も開催!
8月17日はジュビロ磐田戦
そして「まちだ青城祭」を開催!
「町田で一番大きな夏祭りになる!」のキャッチフレーズを掲げて、4年前から開催している一大イベントが「まちだ青城祭」です。今年はさらにパワーアップ。来場者プレゼントに、縁日に、スタジアムで花火と盛りだくさん。先着1万名に「青城祭限定Tシャツ」プレゼント
今年はキッズサイズ(限定1000枚)もご用意。このTシャツを着て選手たちを応援しよう!縁日エリアは子どもたちもワクワク!
試合当日のみ利用可能な「天空のゼル通貨」を発行していますので、そちらで通貨を引き換えたら、縁日へ。お祭り気分も盛り上がります。まるで盆踊り会場!のやぐらも登場
地元のお囃子も登場して、来場者の皆さんを盛り上げます。お囃子のリズムに合わせて夏気分もさらに急上昇。ハーフタイムは打ち上げ花火も!
バックスタンドの後ろから打ち上がるそうなので、花火観戦はメインスタンドからがベストポジションです。ぜひお友達、ご家族とともに夏休みは町田G I O Nスタジアムへ。