実在しそうな「まちだのあの人」をみんなで創る!第2回『まちだを楽しく語ろうトークイベント&ワークショップ』開催レポート
26 Dec 2025
2025年12月11日、まちだを愛する人々が集い、その魅力を熱く語り合う「まちだを楽しく語ろうワークショップ」の第2回が開催されました。
今回も1回目に引き続き、まちだ愛にあふれる人々が世代を超えて集まりました。
当日の様子を早速レポート!

第1回で700近い「まちだの魅力」が発掘された熱気を引き継ぎ、今回はさらに一歩踏み込んだテーマ「どんな人が町田で幸せに暮らしていけるのか?」を探るべく、架空の人物像(ペルソナ)づくりに挑戦。
世代も町田との関わり方も様々な参加者が語り合う中で、改めて「まちだの輪郭」がくっきりと浮かび上がってきました。
今回のワークショップは、参加者の半数以上が初めての参加。継続開催のイベントでは少し緊張する場面ですが、心配は無用でした。
ワークは、前回の参加者が新規参加者へ、前回出た魅力が書かれた付箋を共有するところからスタート。
「こんな魅力があったんだ!」「そういえば前回忘れていたけど…」と、付箋を眺めながら自然と会話が生まれます。この丁寧な振り返りのおかげで、初めての方もすぐに場の雰囲気に溶け込み、一体感が醸成されていきました。

もちろん新しい参加者から教えてもらった魅力もプラス!
和やかな雰囲気の中、いよいよメインワークの「ペルソナ作り」へ。
各グループは、12の要素(年齢、性別、家族構成、趣味、悩み、希望など)を盛り込みながら、町田で幸せに暮らす人物像を3人作り上げていきます。

「この名前はきっと若い!」「この人、週末はどこに行くかな?」「この地域に住んでることにしよう」と、まるで実在する友人のことを話すように議論は白熱。場を温めたのは、参加者の皆さんが描いたペルソナの似顔絵です。
プロ顔負けのクオリティのものから、個性が爆発したユニークなものまで、才能豊かなイラストが次々と誕生し、会場は大いに盛り上がりました。
ペルソナ作りを通して交わされた会話には、町田の多面的な魅力と、そのなかで生活する人々のリアルな姿が映し出されていました。

ワークショップでは、印象的な世代間の対話が生まれました。
70代の参加者が「わたしたちが若いころは、地域に貢献しようといえば市民活動とかボランティア(無償)が主流だったけど、今の若い人たちはそれをちゃんと仕事にするからすごいな、うらやましいなと思う。」
この言葉に、ある30代の参加者が応じます。
「私も、小さいころからダンスや一輪車の活動で地域に育ててきてもらったから、地域貢献がしたくて。都心で働いていたけど最近地元に戻って起業しました。地域貢献がしたいけど、それには当然お金が必要。利益を追求することと地域に貢献することは両立できると思っています。」
無償の奉仕から、持続可能なビジネスへ。
時代と共に「地域貢献」の形は変わっても、その根底にある「地域への想い」は変わらない。町田には、そうした新しい挑戦を応援する土壌があることを感じさせられる一幕でした。

「町田は様々な要素が溢れていて、どんな人にも暮らしやすい」「やりたいことに挑戦できる環境が整っている」といった意見は、多くの参加者に共通する認識でした。
その懐の深さは、近隣市に住む人々をも惹きつけています。
50代の市外からの参加者は、町田は中心にぎゅっとつまっているのが特徴的。自分は他市に住んでいるけど、町田駅を毎日通るし、町田に愛着があるんです、と。
商業施設や豊かな自然といった環境面に加え、市民の自発的な活動が、このまちの魅力をさらに奥深いものにしています。第1回で出た「フリーな人(頼まれていないのに、何か特定のジャンルで町田市を盛り上げようと周りを巻き込んで活動を始める人)が多い」というキーワードには、今回も多くの参加者が深く頷いていました。

ペルソナの「悩み」を設定する中で、町田の具体的な強みが浮き彫りになりました。あるグループで「夫が育児に参加してくれない」という悩みが設定されると、すかさず「町田ならファミリー・サポート・センター(ファミサポ)があるから解決できる!」という声が上がりました。
これは、子育ての手助けをしてほしい人と協力したい人をつなぐ市の事業で、保育園の送迎や一時預かりなどを地域ぐるみで支える仕組みです。単なる理想論ではなく、具体的な制度が市民の暮らしに根付いていることの証明と言えるでしょう。
また、「子ども食堂」が子どもだけでなく老若男女が集う多世代交流の拠点になっていることや、日本を代表するロックバンドLUNA SEAが町田にルーツを持つという文化的な話題も共有され、議論に彩りを添えました。

町田のホームタウンチームといえばFC町田ゼルビアが有名ですが、ワークショップではもう一つのチームに熱い視線が注がれました。それは、日本フットサルリーグ(Fリーグ)に所属する「ASVペスカドーラ町田」です。
参加者からは「ぺスカの熱狂度が高い」という声が複数上がり、「ペスカの応援がしたいから他市から引っ越してきた人もいるらしい」という驚きのエピソードも。地域に根差したチームの存在が、人々を惹きつけ、まちの活力となっていることがうかがえます。
今回のワークショップは、参加者の視点によって町田の魅力の捉え方が異なることも示唆してくれました。
町田の歴史や市民活動に詳しい方は「ヒト」や「コト」に、最近関わり始めた方は「トコロ」や「クウキ」に魅力を感じる傾向があり、それこそが町田の持つ多様性の証かもしれません。

さて、次回はいよいよ、今回生まれたペルソナたちが、この町田でどんな暮らし、どんな物語を紡いでいくのかを考える「ストーリー作り」に挑戦します。
「参加してみたいけど、途中からでも大丈夫?」
もちろんです!今回のように、初めての方でも楽しめるよう丁寧な振り返りからスタートします。
あなたも一緒に、まちだの未来の物語を創造してみませんか?
ご参加を心よりお待ちしています。
■今後のワークショップのお申込
以下のURLからお申し込みください。
▼3回目申込フォーム( 1月20日(火)18:00〜20:30)
https://ttzk.graffer.jp/city-machida/smart-apply/surveys-alias/workshop-3
▼4回目申込フォーム( 2月1日(日)9:30〜12:00)
https://ttzk.graffer.jp/city-machida/smart-apply/surveys-alias/workshop-4