「まちだで好きを続ける」|町田市シティプロモーションサイト

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まちだでたのしむ

学生さんの感度のよさを生かして
町田のオリジナル情報を発信中!

更新日:2023.07.14

マチダクリップ 町田のグルメサイト

前職の経験を生かして起業することで
町田への恩返しができたら

―町田のグルメ情報を検索すると、必ずヒットしてくる「マチダクリップ」。どこかで目にした人も多いのでは。アクセスしてみると、大学生らしき若い人たちが実際に訪れて、実感のこもったコメントでお店の紹介をしているので、大人から見てもリアルに役立つ情報が載っています。そもそも町田発のクチコミサイトを立ち上げようと思ったきっかけは? どのような形で運営しているの?など、株式会社マチダクリップ、コンサルティングR株式会社・両社の代表取締役である梅津晃さんにお話を伺いました。

「私の出身は横浜市青葉区なんですが、妻が町田市の出身で、子どもができたことを機に子育て環境を真剣に考えた結果、町田に住むことにしました。前職は、飲食店から美容情報まで、クーポンつきの情報を発信しつつ、検索・予約のサービスまでやっていた大手の情報サイトの仕事をしていました。そこで飲食店の皆さまとともに、広告の作成や、集客支援などのさまざまな経験を積みました。それから退社して、起業するわけなのですが、その大きなきっかけは家族の存在です。ひとりめの子どもが生まれたときに、当時は珍しく男性で育休を1年とるという選択をしたんですね。社内でも初めてのケース。1年間休みをとって家族と向き合った結果、仕事ももちろん大事だけど私にとってやっぱり家族が一番と気づきまして、2011年に地元町田市で起業し、コンサルティングR株式会社を設立しました。主にWEBマーケティングや広告代理業などを営んでいて、取引先は新宿・渋谷が多いのですが、町田に住みながらでも、ロマンスカーですぐ出られますし快適に仕事をしています」

本業のWEB広告や集客支援などの仕事も順調。「スタッフに恵まれています」。

―30代で独立、起業されたわけですが、広告代理業やマーケティングのお仕事に加えて、大学生のクチコミを生かした飲食サイトの立ち上げることになったのは、どんな思いがあったのでしょう。

「会社で働いているパートさんのお嬢さんが当時高校を卒業する間近で、卒業旅行のためにバイトをしたいと言っているけど、応募しようとするのが怪しいバイトっぽいのばかりで心配という話しをされていて。だったらうちの会社で働けば?ということで、お嬢さんに短期アルバイトをお願いしたことがきっかけでした。働いてもらってすぐにポテンシャルに気づきました。何よりデジタルに慣れているからすんなりと業務に入れて、研修がとてもスムーズでした。結局そのまま長期で働いてもらうことになり、友人やその友人、あるいはご兄弟という感じで、次々と紹介でお仕事をしてくれる子が集まってきてくれました。彼らと接するようになって、気づくことがたくさんあって。4、5年前だと町田発の情報といえば、ママたちから発信するものが中心で、あまり若い人目線の情報発信はなかったんですよね。だから彼ら目線で見ると参考になるサイトが無いという感じでした。あるとき、学生スタッフたちが“ハットグ”(韓国の屋台グルメ。中のとろけるチーズが映える一躍ヒットした)の話をしていたんです。新大久保では流行っていて、半年後には町田にもお店ができたのですが、私もハットグが何なのかもわかっていなかったし、Googleで画像検索をしても違う画像が並んでいて。私も仕事柄、マーケティングの知識や、飲食店の情報など持っているほうですが、ムーブメントに対する学生たちのクチコミの速さは、Google以上だなというのをリアルに体感しました。それで、彼らの感度の良さを活かした情報発信の場を作るべく、確信を持って“マチダクリップ”を立ち上げることにしたんです」

常時7、8名の学生スタッフが出社して、各々の業務を進めている。
WEBサイト内の文章を作成したり、お店のデータを整えるなどサイトの中身を学生スタッフで手掛けている。
しっかりと企画メモなど作成しているなど、もうそのまま働けるのではというスキルが身についている。

住民ではないけれど、町田で働くことで
町田を存分に楽しんでいる学生スタッフたち

―取材に伺うと、学生のみなさん、粛々とデスクに向かってお仕事をされていました。学生さんたちが何をしているかというと、社内では取材したあとの飲食店のデータをまとめてWEBにアップしたり、入力したり。町田の飲食店の情報を精査して、どのお店を取材するかも任されています。実際に訪れてご飯を食べて、写真を撮って、情報を得てくるのだそう。学生さんたちは町田在住ではないものの、町田のお店取材を通して、“町田”と触れ合っています。そこで感じたこのまちの印象など、学生スタッフさんにも聞いてみました。

「町田の駅前に居酒屋がギュッと集まっていて、ジャンルにも困らないくらい豊富でいいですよね」
「カフェによく行きます。THE CAFEとか、44apartmentが好きです」
「焼き鳥屋さんが多いですよね。おすすめは大舞(だいぶ)です。リニューアルしてさらにパワーアップしました」
「新宿や渋谷の人混みが苦手なので… 町田は行きやすいです。あと良い店が隠れていて笑。探すのも楽しい」
「映画館がないのがマイナスポイントくらいで。格好を気にしないで、出かけられるのもいい。何でもあるから買い物も困らないです」
「街がきれいすぎないから、カジュアルでいられて良い」
「高校時代の友だちとは、やっぱり近いから町田で集まることが多いです」
「飲食店も、コスメも、何でもありますよね。ここで完結しちゃう」

ー社長の梅津さんを始め、学生さんたちのフレッシュな感性からの情報発信が楽しみです。

韓国居酒屋の撮影。ポップな内装の店内ではクリームソーダが映える!
全員が鍋の中の写真を撮りまくる。
店内が暗くたって、その場の明かりを駆使して何とか撮ろうと試行錯誤。
マチダクリップとは?
クリップ(保存)しておきたい、町田の情報を詰め込んだWEBメディア。ランチ・グルメ情報やショッピングから、生活に密着した情報を、大学生やママメンバーが中心となって、WEBやSNSを通じて発信。この情報発信力を期待され、2023年4月に防災に関する育成事業「まちだ防災カレッジ」のアンバサダーに任命された。
@machidaclip_official
HP https://machidaclip.com/
防災カレッジ
https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/bouhan/bousai/machidabousaicollege.html

撮影/TAWARA 写真提供/マチダクリップ 取材/田中希

記事の内容は、取材時点です。
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