「まちだで好きを続ける」|町田市シティプロモーションサイト

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まちだでくらす

「やってみたい」を地域の力に。
町田市地域活動サポートオフィスが
最初の一歩を応援
~町田で見つける、
自分らしい地域活動の始め方~

更新日:2026.09.24

町田市地域活動サポートオフィス杉山久美子さん
喜田亮子さん
橋本 空さん

「地域で何か新しいことを始めてみたい」「趣味や特技を生かして誰かの役に立ちたい」。そんな思いがあっても、「何から始めればいいのか分からない」と、一歩を踏み出せずにいる人は多くいます。その一歩を、温かく、力強く支えているのが、町田市地域活動サポートオフィスです。地域活動の相談から団体同士をつなぐコーディネート、活動資金や助成制度の活用支援まで、一人ひとりの「やってみたい」に寄り添いながら伴走しています。今回は、一人ひとりの思いを地域活動へとつなぐ取り組みについて伺いました。

「やってみたい」に寄り添う伴走者

──町田市地域活動サポートオフィスは、どのような役割を担っているのでしょうか。

喜田さん(以下、敬称略) 町田市地域活動サポートオフィスは、市民活動団体や自治会・町内会、企業、学校など、地域で活動するさまざまな人や団体をつなぎ、活動を支援する中間支援組織です。私たちは、相談を受けたら終わりではなく、「こんな活動をやってみたい」という思いが形になるまで、一緒に考えながら伴走することを大切にしています。

喜田 地域には、「何か始めてみたい」という気持ちはあっても、一歩を踏み出せない人がたくさんいます。だからこそ、すでに活動している人だけではなく、「これからやってみたい人」ともつながっていきたいと考えています。

趣味も特技も、
地域に開けば「地域活動」になる

──地域活動というと、NPO法人やボランティアを思い浮かべる方も多いと思います。どのような活動が「地域活動」になるのでしょうか。

喜田 地域活動というと、「何か社会貢献をしなければ」と考える方も多いのですが、決して特別なことではありません。例えば、趣味の活動でも、ほかの人が参加できるように場を開けば、それは地域活動になります。好きなことをきっかけに人が集まり、新しいつながりが生まれることも、地域をより良くする活動の一つだと考えています。

「地域活動は特別なことではありません」と話す喜田さん

つながりが生む新しい景色

──町田市地域活動サポートオフィスには、日々どのような相談が寄せられるのでしょうか。

杉山さん(以下、敬称略) 本当にさまざまですが、最近は「居場所をつくりたい」という相談が増えています。ご自身の経験を生かして、子どもや保護者、高齢者などが安心して過ごせる場をつくりたいという相談が目立ちます。

地域で何か始めたい人の相談に日々寄り添う杉山さん

喜田 私たちは、活動が形になるまで、資金の相談をしたり、団体同士をつないだり、一緒に伴走しながら支援しています。

喜田 例えば、コロナ禍には、ウエルシア薬局さんから「空いているスペースを地域のために活用したい」というご相談をいただきました。そこで福祉団体をご紹介したところ、薬局の遊休スペースでマルシェを開くことになったんです。販売は収益を得るだけではなく、障がいのある方にとって社会とつながる大切な機会でもあります。その取り組みは現在も続いていて、今では福祉団体だけでなく、地域の方が手作りの野菜や布小物などを販売するまちの新しい交流拠点となっています。

喜田 また、多文化共生に取り組む別々の団体を引き合わせてご紹介したことをきっかけに、新しいプロジェクトが始まったこともありました。団体同士が協力して絵本を制作するなど、新たな活動にもつながっています。相談者と一緒に考え、活動が形になるまで寄り添う。それが私たちの大切にしている支援です。

「まちだづくり応援基金」が
最初の一歩を後押しする

──2024年度からスタートした「まちだづくり応援基金」は、地域で何か始めてみたい人を応援する制度だそうですね。この基金を通して、どのような変化を感じていますか。

喜田 私たちの基金は、活動を始めたばかりの方でも活用しやすいことを大切にしています。一般的な助成金は、団体を対象にすることが多く、助成額も50万円程度からの制度が多いです。でも、地域活動を始める人にとっては、最初に必要なのは5万円程度で十分な場合もあります。

喜田 そこで、まちだづくり応援基金では、個人でも応募できる上限5万円の助成制度を設け、初めてのチャレンジを後押ししています。そのおかげで、「何か始めてみたい」と考えていた方が最初の一歩を踏み出しやすくなり、新しい活動も少しずつ生まれてきています。

喜田 もう一つ大切にしているのが、選考委員を毎年公募していることです。一般的には有識者や団体の代表が選考を行うことが多いのですが、私たちは町田で働く方や地域の事業者など、市民活動に関わってこなかった方にも参加していただいています。選考を通して、「町田にはこんな活動をしている人がいるんですね」と知っていただく機会にもなっています。活動する人だけでなく、応援する人も増えていく。そんな広がりが生まれていることも、この基金の大きな成果だと感じています。

2026年度まちだづくり応援基金説明会の様子。地域で新しい一歩を踏み出したい人が参加しました。

「町田が好き」。
そんな思いが地域活動を育てている

──町田ならではの魅力は何だと感じていますか。

杉山 やっぱり、みんな町田が好きなんですよね。

喜田 本当にそう思います。町田に住んでいる人だけでなく、以前住んでいた人や、学校に通っていた人など、「町田に関わりたい」という人がとても多いんです。子育て世代や学生の地域活動も盛んです。「子育てが少し落ち着いたので地域で何か始めたい」「地域の役に立ちたい」。そんな思いを持った方が新しい活動を始めるケースもたくさんあります。地域活動は、困りごとを解決するだけではありません。子育てや仕事とは別に、自分らしく地域と関われる場所として、活動そのものを楽しんでいる方もたくさんいます。

「失敗も大歓迎」。
まちカフェ!は地域活動の入り口

──そうした地域活動の入り口として開催されている「まちカフェ!」とは、どのようなイベントなのでしょうか。

喜田 私たちは、まちカフェ!を「地域活動のプラットフォーム」と位置付けています。地域活動の魅力を体感できる代表的な場が、2007年から続く市内最大級の市民活動が集まるイベントで、2026年に20回目を迎える「まちカフェ!」です。市民活動団体だけでなく、企業や大学、行政など、地域に関わるさまざまな人たちが集まり、新しいつながりや協働が生まれる場です。

喜田 もう一つ大切にしているのが、「初めて挑戦する人が安心してチャレンジできる場」であることです。一人でイベントを開こうとすると、会場探しから広報、参加者募集まで、準備しなければならないことがたくさんあります。でも、「まちカフェ!」なら「まずはここでやってみよう」と気軽に挑戦できます。パンフレットにも「失敗も大歓迎の場」と掲げています。初めてだからこそ、うまくいかなくても大丈夫。その経験が次の一歩につながればいいと考えています。

市民活動団体や来場者が集い、新たな出会いや交流が生まれる「まちカフェ!」。毎年、多くの人でにぎわいます。写真左はSTUDIO A撮影。

──まちカフェ!では、どのようなボランティアを募集しているのでしょうか。

杉山 「ボランティア」と聞くと、長期間活動したり、専門的な知識が必要だったりするイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。でも、「まちカフェ!」では数時間から参加できる活動もたくさんあります。イベント前に「少しだけ手伝いたい」という方のために、多様な関わり方ができる「ワンデイおうえん隊」がありますし、開催当日は来場者の案内や会場設営、写真撮影、取材など、さまざまな役割があります。

喜田 毎年参加してくださる常連の方もいれば、「町田に何か貢献したいけれど、年に一度だけ参加したい」という会社員の方もいます。昨年は16歳の高校生や、海外在住で一時帰国中の方も参加してくださいました。当日は経験豊富なボランティアと一緒に活動するので、初めてでも心配はいりません。

ボランティアが新しい一歩につながる

──ボランティアに参加すると、どんな魅力がありますか。

喜田 一番の魅力は、普段出会えない人たちとつながれることです。昨年参加してくれた16歳の高校生は、ベテランボランティアの皆さんと一緒に活動しながら、「こうするとやりやすいよ」と声を掛けてもらい、世代を超えた交流が生まれていました。

喜田 また、ボランティアがきっかけで、自分の活動を始めた方もいます。当日のお手伝いから始め、その後サポートオフィスの講座へ参加し、「自分でも何かやってみたい」と地域活動を始めたケースもありました。最初は数時間のお手伝いでも、その経験が新しい活動や出会いにつながることはよくあります。

──地域活動に興味はあるけれど、まだ一歩踏み出せないという方へメッセージをお願いします。

杉山 「何かやりたい」というほど大きな思いじゃなくてもいいんです。「こうだったらいいのにな」そんな小さな気持ちでも、ぜひ聞かせてください。そこから一緒に考えていくことができます。

喜田 私たちの合言葉は、「あなたの地域でやりたいを一歩前へ」です。実際にワンデイおうえん隊へ参加された方の中にも、「地域で何かしてみたい」と思いながら、最初の一歩を探していた方がたくさんいらっしゃいました。いろいろな活動を見たり、体験したりするうちに、「これが自分のやりたいことかもしれない」と見つけていく方も多くいらっしゃいます。だから、最初からやりたいことが決まっていなくても大丈夫です。まずは一度、「まちカフェ!」に来てみてください。そこで新しい人や活動と出会うことが、きっと次の一歩につながるはずです。

──最後に、町田市のキャッチフレーズ、「いいことふくらむまちだ」の前にひとことお願いします。

二人 「あなたのやりたいことで、いいことふくらむまちだ」です!

おそろいの「まちカフェ!」Tシャツでイベントを盛り上げる職員のみなさん。
Information
2026年の「まちカフェ!」は11月28日(土)〜12月6日(日)に開催予定です。開催に向けて、数時間〜1日から参加OKのボランティア「ワンデイおうえん隊」を募集しています。受付や会場案内、設営など、初心者でも参加しやすい活動がそろっているので、「地域で何か始めてみたい」という方にもおすすめです。

<ボランティア概要>
期間:まちカフェ!期間前、前日、当日から選べます。
内容:チラシの封筒封入、前日の設営や飾り付け、当日の受付や誘導など、さまざまな活動があります。
時間:数時間~1日まで、ご都合にあわせて参加できます。

<申し込み方法>
ワンデイおうえん隊への参加は、下記Googleフォームより申し込みください。

▼2026年度まちカフェ!ワンデイおうえん隊申込フォーム
https://forms.gle/PaKTDhEq2hckqmbH9

Googleフォームでの申し込みが難しい場合は、事務局:町田市地域活動サポートオフィス(042-785-4871)までご連絡ください。申込方法をご案内します。活動に関するお問い合わせも受け付けています。

町田市地域活動サポートオフィス
https://www.machicafe.tokyo/
撮影/上樂博之 取材・文/小山まゆみ
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