「妥協なき、頂点へ」――
中山雄太選手が語る、
大切にしている“人生のスタイル”
更新日:2026.08.26
中山雄太選手
2026/27シーズン開幕を目前に控えた中山雄太選手へ独占インタビュー。中山選手流の心と体の整え方、オフの過ごし方、ヘアスタイルの秘密まで!素顔に迫ります。
“町田”というまちについての印象
――町田に所属する期間も長くなってきて、“町田”というエリアにはどんな印象をおもちですか?
中山選手 自然に囲まれてるけど、町田駅周りは飲み屋街が多かったり、人が多いイメージがありますね。
――どこか町田にお出かけになることも?
中山選手 たまにありますよ(笑)。以前出かけた時も、人結構多いなあって思いました。けど、クラブハウスのほうに来ると、住宅地と森に囲まれるってなって。
――中山選手の地元、茨城県竜ヶ崎市あたりと比べるといかがでしょう?
中山選手 いや僕の地元より、町田の方が都会だと思います(笑)。地元のほうがもっと自然、というか、田んぼや畑が多いし、土手沿いっていう感じの地域です。
――町田でおいしいごはん屋さんなど、発見されましたか?
中山選手 見つけましたよ。焼肉屋さんです。
――ちなみにそれはどちらのお店でしょう??
中山選手 はい、ちょっと言わないでおきます。秘密です(笑)
「自分に合うスタイルを突き詰める」
美容から睡眠まで。
中山流体調管理とその考え方
――オフの日もストイックに過ごされているイメージがありますが、何をして過ごしていますか?
中山選手 何をするかによって変わりますけど、基本的にどこかに行くようにしています。あまり家の中で一日が終わるっていうのは少ないかな。
――家でゴロゴロするよりは、アクティブに出かける方なんですね。
中山選手 そうですね。海外にいたときは1人だったんで、外に出ようという意識がないと、ずっと家の中にこもっちゃうという生活スタイルでした。帰国してからもその意識があって、できるだけ何か予定を入れるようにしていますね。美容院とかそういう予定もそこでしますね。
――ちなみに…最近のヘアスタイルのこだわりってありますか?
中山選手 その時々のこうして欲しいっていう希望はあるんですが、基本的に飽き性なので、その時の気分で変えてもらってます。
――今は少し伸ばしていらっしゃるんですか?
中山選手 俳優の竹野内豊さんがずっと好きなんですけど、少し前にドラマの“ビーチボーイズ”を見て、そっちに寄せていっただけです(笑)。男としてかっこよさと色気があって、昔からかっこいいなと思ってる俳優さんです。
――行きつけの美容室は?
中山選手 ユースの時の同級生が美容師になってて、いつも彼に切ってもらってます。
――スキンケアはいかがですか?まめにされている選手も多いと思いますが。
中山選手 俺は普通ですね。しないよりはしてるほう、くらいの感じです(笑)。使ってるスキンケアは「無印良品」。脱毛し始めてから、日焼けには気をつけるようになりましたが、それがないんだったら、別に日焼けしてもいいやと思っちゃうタイプですね(笑)。
――体のケアもとても詳しいと思いますが、どんなことを重点的に行なっているのか教えてください。
中山選手 “頭(脳)”も“体”も全部ケアするって感じですかね。体が疲労していないのに、疲労している感じがするのは脳の影響だったりするので、“頭”のリフレッシュもします。
中山選手 その日の疲労具合によってアプローチを変えているので、これと定まったものはなくて。結局、体が回復する時間って“睡眠”しかないので、いかに睡眠の質を上げられるかっていうことが、全部そのケアにつながると思っています。
−―こうしたコンディショニングの知識などは、ご自身で調べたり、専門家の方法を取り入れたりしているのでしょうか?中山選手 基本的には自分の感覚が大事。そこにエビデンスがあれば一番いいですし、誰でも自分の感覚に合うかどうかかなと思います。話は大きくなりますが、僕は人生においては、自分でどう生きていくかという“スタイル”を決めるだけだと思っているんです。自分に合うスタイルを突き詰め続ける、自分で実験というか色々試していくことで、そのベストを見つけ続けることが、結果として一番いいところに収まっていくと考えています。
――試合の時も、持参するアイテムが多いのもそういったことからですよね。
中山選手 荷物は多いと思います。でも、相馬(勇紀選手)も多いので、自分に必要なものが多いと必然的に多くなるかなと。俺らからしたら、それが“普通”で、“普通”のレベルがどこにあるかの違いだけだと思います。
「けじめ」を意識してた小さい頃。
好きな教科や漫画まで深掘り
――もしサッカー選手になっていなかったら、どんな職業についていたと思いますか?
中山選手 今の自分だと、いろんなことを考えて生きているので、経営者になっていたかなと思いますが、昔の自分が考えると、教員だったんじゃないかな。両親ともに教師ですし、子どもと接すること自体に興味があって。今大学で教員免許を取ろうと勉強している最中です。日本を良く変えるのは子どもたちの意識を変えた方が早いんじゃないか……なんて漠然と思ったりします。
――そんなご両親からは、小さい頃からスポーツを続けてきてどんなふうに支えられてましたか?
中山選手 ずっとサッカーの送り迎えは両親にしてもらってたんですけど、サッカーに対してあんまり言われることはなかったですね。サッカーについては、兄貴とお姉ちゃんに言われることが多かったです。 その役割分担は、家族でできていたかなと思います。親からは勉強も、学校のことにも口を出されることはなかったですね。ただ、よく言われていたのは“けじめ”。やるときはやる、やらないときはやらないのけじめ。遊ぶ時はとことん遊んで、勉強っていうときは勉強って、そのメリハリを強く意識づけられたかなと。
――学生時代、得意な科目は何でしたか?
中山選手 基本的に文系。文系の教科は得意だったし、好きでしたね。社会だと、日本史が好きでしたね。
――読書をよくされている、とお聞きしましたが、どんなジャンルの本を読みますか?
中山選手 小さい頃は、親から“本読め”ってよく言われたんですけど、本の何が楽しいかわからなくて、小説とかをたまに読むくらい。よく読むようになったのは、大人になってからです。やっぱり、自分に必要なものを欲するがゆえに、自然と本を手に取るようになった感じです。今は自己啓発ジャンルの本を多く読んでますね。
――忙しい中、読書する時間がなさそうですが、移動の時間とか?
中山選手 読書の時間を作るというより、すき間時間で読書するというイメージですね。移動の荷物に1冊入れている感じです。
――本選びはどうされていますか?書店で選ぶ派、ネットで買う派?
中山選手 漫画も読むんですけど、漫画は電子書籍で、本は絶対、物理的な本を買ってます。本屋さんに行って、ベストセラーで面白そうなものを見て買ったり、Amazonのランキング見て買うこともあります。強力なおすすめがあったら、マニアックな本にも出合いたいですね。
――漫画はどんな作品が好きですか?
中山選手 『ONE-PIECE』で育ってきてて、あとサッカーと巡り合ってから好きになった漫画は『ジャイアントキリング』。 サッカーにまつわる、さまざまな立場での思いとか、情景が描かれている漫画です。サッカー漫画は、動きの描写が非現実的でリアルとのギャップがあるんですが、この漫画は心理描写の面白さがあるんですよ。
――作中のセリフに胸が熱くなったり力をもらったりしていますか?
中山選手 はい、やっぱりありますね。『ジャイアントキリング』はそろそろ完結するので、完結したら何周か読もうかなと思ってます。
振り返った時に悔いがなければ、
自ずと未来に目が向くはず。
“後悔がない生き方”を
――サッカーをはじめとしたスポーツなど頑張る子どもたちへ、アドバイスをいただけますか?
中山選手 厳しく聞こえるかもしれないですが100人プロを目指して、全員なれる世界ではないので、その数人に入れるかどうかの世界でやっていきたい、と思う子は、本気で目指せばいいと思います。
中山選手 僕がよく思うのが、どんなに頑張っても結果がつかない時もあるし、やったらついてくる時もあるし、やってみないとわからないんですよ。だから“迎えた結果”を素直に受け入れられるほど、100%限界まで出し続けて“後悔のない生き方”をするのが大事かなと思っています。結果を怖がることなく、今できることを100%やり続けていくことが、次の自分のストーリーに絶対に生きてくるはずです。
――最後に、FC町田ゼルビアを応援する人たちを増やすためには、どんなアクションをすると良いと考えますか?
中山選手 意外と、選手ができることには限界があります。すでに僕らに興味をもって応援してくれている人たちに、楽しんでもらったり、何かを感じさせるというアプローチはできるんです。でも実は、観客を増やすために一番力を発揮できるのは、今のファン・サポーターの方達。“一回見に行こうよ”って新規の方を誘ってきてもらうのが、次のチャンスにつながるんです。
中山選手 100人がそれぞれ1人ずつ連れてきたら、200人になる。そしてその200人を楽しませることができるか、そこが僕らの責任になってくる。サポーターの皆さんも、“新しい人たちを連れてくるんだから、ちゃんと巻き込んで楽しませてね!”って僕らにプレッシャーをかけてもいいと思います(笑)。それが僕らからしたら、今後町田が“大きな力”を生んでいく原動力になるって、最近思ったんです。
――サポーター側も、新規の人を楽しませて!と選手にプレッシャーかけていいのですね?!
中山選手 そうですそうです(笑)。もし連れてきたときにダメな試合をしていたら、それはブーイングしてもいいです。いろんな思いを乗せたもので、僕らもそれを力に変えてやっていくというのが、正当性のある形だと思うので。
――多くの方をお連れして、みんなで今シーズンを盛り上げていきたいですね。
中山選手 良い循環が生まれるといいですよね。


