「まちだで好きを続ける」|町田市シティプロモーションサイト

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まちだでたのしむ

踊って、笑って、つながる。
町田から広がる世代を超えたダンスの輪

更新日:2026.06.11

ダンスサークル Function Family
主宰・インストラクター
WAN-CHANさん
なかとぅさん

町田で20年以上続くダンスサークル「Function Family」。幼児から大人まで約200人が通い、発表会には約300人が参加するなど、いまや町田のキッズダンスシーンを語るうえで欠かせない存在です。その始まりは、「町田をもっと盛り上げたい」という若者たちの思いでした。

「もともとはダンスイベントなど、仕掛ける側のことがやりたくて。あるとき同級生と一緒に、バスケとダンスを絡めた町田密着のイベントをやることになったんです。このイベントでいろいろな人との出会いがあり、活動の場が一気に広がっていきました」

そう話すのは、インストラクター兼、イベントオーガナイザーのWAN-CHANさんです。

活動の原点には、町田への思いがにじみます

一方で、ダンスインストラクターとして活動していたのが、なかとぅさん。

なかとぅさん「ダンスは高校のダンス部をきっかけに始めました。当時は今ほどダンスが仕事になる環境もなかったので、バイトをしながらスクールに通っていて。そこでキッズダンスの先生と出会い、アシスタントとしてたくさん学ばせてもらいインストラクターに。その頃、イベントでWAN-CHANや仲間たちと出会い、『町田のダンスを盛り上げていきたいね!』と一緒に活動するようになったんです」

やわらかな表情で語るなかとぅさん。誰でも楽しめる!をモットーに子どもたちと向き合っています。

子どもたちが通い続けられる場所へ。
スクール誕生のきっかけ

当時はまだキッズダンスが一般的ではなく、町田でも教室は数えるほどしかありませんでした。そんな中、ダンスイベントを一緒に仕掛けた仲間の一人が、町田市のダンス教室で指導する機会を得ます。しかし、その教室は期間限定のものでした。

WAN-CHANさん「参加してくれた生徒さんから『引き続きダンスを教えてもらえませんか?』と声をかけていただき、だったら継続して通える場所をつくろう!と、みんなでキッズダンスサークル『Funky☆Child』を立ち上げました」

同時期に発足した大人ダンスサークル「Function」と並行して、『Funky☆Child』もスタート。その後、ある時期を境に統合し、「Function Family 」が誕生しました。

名前の由来について、WAN-CHANさんはこう話します。

WAN-CHANさん「お祭りに参加する際など、団体としてキッズと大人のどちらも一つにまとめる機会があり、“Functionから生まれた Family ”という意味で、Function Familyという名前になりました」

そこには、楽しみながら続けられる場所でありたい、という思いも込められています。

なかとぅさん「大人ダンスサークル""Function”には、 “おもしろ!おかしく!かっこよく!”というテーマがあります。かっこよく踊るけれど、最後はめちゃくちゃ楽しんで終わる、というスタイルなんです。キッズクラスも、初心者向けから本格的に取り組むクラスまでありますが、ベースにあるのは『楽しみながらやること』だと思っています」

子どもから大人まで。
世代を超えて広がるスクールへ

当初のスクールは、ごく少人数からのスタートでした。

なかとぅさん「最初は小学生が6人ほどで、先生3人に対して生徒が1人、ということもあって(笑)。本当に少人数でした」

それが現在では、町田を中心に約200人が在籍。発表会には秦野クラスの生徒も加わり、約300人が参加しています。

なかとぅさん「HIPHOPとJAZZを軸に、幼児クラスから小学生、中高生のクラスはもちろん、大人のチーム、ママ向けなど、さまざまな年齢層のクラスを展開しています。発表の場としては、地域のお祭りやイベント、年に一度の発表会などがあり、1年を通して取り組んでいます」

山崎団地まつりに毎年出演
年齢もレベルもさまざま。仲間とともに、練習を重ねています 
年に一度の発表会は、子どもたちにとって大きな舞台。写真は町田市民ホールにて
地域のイベントにも積極的に参加。ダンスを通じたつながりが広がっています

現在は講師陣も増え、指導体制にも変化が見られます。

なかとぅさん「今は私たちが直接教えているクラスは1〜2クラスほどで、多くの先生たちがそれぞれのクラスを担当してくれています。長く通い続ける子が多いのも、うちの特徴かもしれません。幼児クラスから通い続け、なかにはそのまま講師として関わるようになったメンバーもいて、現在11名いる講師陣のうち、およそ半数がスクール出身者です」

WAN-CHANさん「最近では、以前教えていた生徒の子どもがスクールに通い始めたり、小学生の頃から通っていたメンバーが結婚や出産を経てママクラスに参加したりと、世代を超えたつながりも生まれています」

一人ひとりに向き合う指導。
それが、Function Familyらしさ

技術指導に特化したスクールも多い中で、一人ひとりの個性に寄り添い、伸ばしていく姿勢こそが、このスクールの大きな特徴のひとつだと2人は語ります。

「ダンスの技術を教えることはもちろん大事ですが、それだけではなく、子どもたちとの向き合い方も大切にしています。いろいろな個性の子が来るので、どんな子にも対応できるように、先生たちがしっかり目を配っています」

そして、その姿勢は講師陣全体でも共有されているといいます。

WAN-CHANさん「うちの先生たちは踊りだけでなく、その子の様子や気持ちの変化まで見ながらサポートしています。正直、プロを目指す子をガンガン育てるタイプのスクールではないのですが、先生たちはどんな子でも楽しめて、続けられる場所であることを大切にしています。いろいろなスクールがある中でも、先生たちがそこに取り組んでいるスクールは、あまりないんじゃないかと思いますね」

そんな積み重ねの中で、子どもたちの成長を実感する瞬間も少なくありません。

なかとぅさん「ある年の夏祭りで、幼児クラスのメンバーが初めてのステージに緊張してしまい、思うように踊れなかったことがありました。でも、次の週の別のお祭りでは、立ち位置も振り付けも完璧に踊れていて……。先生も親御さんも感動して涙してしまいました。できなかったことが、できるようになる。できたときには笑顔になっていく。その姿を見るたびに、本当に成長を感じますし、 この仕事をしていてよかったと、心から思います」

なかとぅさんは町田市の体育館でサークルのきっかけにもなった短期ダンス教室の講師を現在も担当。WAN-CHANさんは市内の高校ダンス部のコーチも務めるなど、それぞれの立場でダンスに向き合っています。

『二十祭まちだ』からスタートした
『町田おどり場建設』への歩み

ダンススクールの立ち上げと並行する形で関わっていたのが、2003年の『二十祭まちだ』です。『二十祭まちだ』は、新成人が主体となって企画・運営に関わる、町田市独自の成人式イベントです。

WAN-CHANさん「企画書を持ち込めば、自分たちのやりたいことに挑戦できる場でもありました。そこで僕らは、ダンスのエンターテインメントと社会貢献をリンクさせて、町田を盛り上げようと考えたんです」

当初、ダンスコンテストは、新成人がメンバーに入っていることが参加条件でした。しかし、未来の新成人へとつないでいくという発想から、やがて10代の部門も設けられるようになります。ちょうどその頃、キッズダンスのブームに火がつき、参加者は年々増加。

WAN-CHANさん「規模が大きくなり、既存の枠組みでは収まりきらなくなったことから、『自分たちで主催してみます』と言って立ち上げたのが、『町田おどり場建設』です。いまでは年間40本前後、多いときは50本ほどのイベントを開催しています」

『二十祭まちだ』で5年間ダンスコンテストに関わった経験やノウハウは、現在の『町田おどり場建設』にもつながっています。立ち上げ初年度には町田市民ホールでの開催を成功させ、その後も活動は拡大。現在では関東近県を中心に、遠方からも多くの参加者が集まるイベントへと成長しています。

WAN-CHANさん「何度も挑戦してもなかなか勝てなくて、泣きそうになりながら帰っていく子が、翌年に急に勝てるようになったりすると、自分のことみたいにうれしくなるんですよね。一人で来て緊張している子にも、なるべく声をかけるようにしています。最初は端のほうで小さくなっていた子が、だんだん友達をつくって、笑顔で来てくれるようになっていって。その子が大人になって、チームを組んで出てくれたりすると、やってきてよかったなと思います。『町田おどり場建設』は、僕の中ではスクールと同じ感覚です」

町田おどり場建設主催のダンスコンテストU12チーム部門で入賞したみなさん

町田が好きでたまらない。
このまちで活動する理由

活動を続ける中で、なかとぅさんとWAN-CHANさんの原動力になっているのが「町田」というまちです。

なかとぅさん「私は、1歳からずっと町田で育ちました。理由はうまく言えないですけど、やっぱり町田が好き。だからこそ、このまちがもっと盛り上がってくれたらいいなと思っていますし、自分もその一部でありたいという気持ちがあります」

WAN-CHANさん「町田育ちの僕は、町田が好きでたまらないんです。小田急線と横浜線が通るターミナルで、もともと若者が集まるまちでもあって、すごくポテンシャルがあると思っています。最近は少し人の流れも変わってきている部分もありますが、だからこそ、もっと盛り上げていきたいという気持ちがあります」

WAN-CHANさん町田は何でもそろう便利さがありながら、少し離れるとのどかさもある。“ちょうどいいまち”という感覚があって、そういう場所で同じ思いを持つ人たちと活動できるのは、とても意味があることだと思っています」

さらに町田には、音楽やダンスといった若者カルチャーの土壌があるともいいます。

WAN-CHANさん「ライブハウスやクラブもあって、昔からいろいろなアーティストが活動してきた場所ですよね。僕自身も若い頃、町田でイベントに出ていたことがあって、そういう文化の流れは今も続いていると思っています」

町田愛はラーメンにも。WAN-CHANさんは、おすすめの醤油、塩、味噌、豚骨ラーメンをまとめたオリジナルマップを作り、無料で配っていたこともあるそうです。カレーの推しは「リッチなカレーの店アサノ」。一方、なかとぅさんがときどき足を運ぶのは、「町田シバヒロ」や「子どもセンターまあち」。おすすめのおいしいお店は「もつ料理 もつじ」だそうです

まずはダンスを楽しむこと。
その先に広がる、つながりと未来

町田で生まれ、活動を続けてきたFunction Family。スクールは、町田の中でどんな存在でありたいと考えているのでしょうか。

なかとぅさん「まずはダンスを楽しんでもらうことが一番で、そこから生まれるつながりを大事にしていきたいと思っています。ダンスを通じて出会った仲間や親御さんとの関係も、長く続いていくものになったらうれしいですね」

WAN-CHANさん「ダンスって、やっても楽しいし、見ても楽しいものだと思っています。教育的な面でも、自分と向き合うことや、人と関わることが自然と身につく、すごくいいツールだと思うんです。だからこそ、ダンスを通じて人と人がつながる場所でありたいですし、まちの中で人をつなぐ存在になれたらいいなと思っています」

町田市のキャッチフレーズ、「いいことふくらむまちだ」に2人が重ねたのは、「踊って、笑って」という言葉。「踊って、笑って、いいことふくらむまちだ」です。

その言葉に込めた思いを重ねるように、WAN-CHANさんは最後にこんな夢を語ってくれました。

「野津田のギオンスタジアムで、またダンスができたらと思っています。以前、ゼルビアの試合にダンスでオープニングアクトに出させていただいたことがあるのですが、そのとき、トラックをぐるっと一周、人で埋め尽くしたいと思いました。いつかその輪がさらに広がって、満員のスタンドと一緒に盛り上がることができたら、本当にうれしいですね」

Information
Function Familyの生徒のみなさんが、地域のお祭りに出演予定。日頃の練習の成果を、地域のみなさんに披露します。

7月19日(日)
山崎団地ちゃおちゃおまつり

8月30日(日)
藤の台団地自治会なつまつり
撮影/上樂博之 取材・文/小山まゆみ
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